会話のシミュレーション

会話のシミュレーションとは

LLMを用いたAI開発は、生き物を育てるかの如く大変です。少しのプロンプトの修正で応答は変化し、言語モデルを変更すれば尚更です。

そこで活用できるのが、「会話のシミュレーション」です。質問文を複数用意しておき、自動でAIへ話しかけ、応答を取得しておいてくれる機能です。

ユースケース

下記の際にご利用ください。

  • プロンプトや言語モデルを変更したので、精度が落ちていないか会話を試したい
  • 複数の質問を一括でAIに応答させて動作を試したい

利用方法

下記の手順に従って、ご利用ください。


1. 会話のシミュレーション画面へ移動

「会話の設定」-> 「会話のシミュレーション」に遷移します。

2. 「質問」を入力

AIに応答させたい発話を複数入力できます。入力が完了したら「質問を追加」をクリックしてください。

3. 初期ユーザーIDの設定

ユーザーの識別子を設定できます。空白の場合はランダムに生成されます。

会話の内容は「会話のログ」にも表示されます。後からログを見返した時に、シミュレーションで利用したユーザーであることがわかるようなIDをつけておくことを推奨します。


4. 追加のやり取り回数

0~5回まで指定可能です。1以上を指定すると、応答のクイックリプライを検知して、勝手に次の発話を行なってくれます。


5. 会話の文脈の維持

有効にすると、会話の文脈を維持しながら会話を行います。

有効にしない場合は、前の会話の履歴を考慮せず、1問1答でのやりとりになります。


6. 「シミュレーション開始」を押して会話を始める

設定が完了したら「シミュレーション開始」を押して会話が完了するのを待ちましょう。


7. 会話の内容を確認し、ログをチェックする

会話の内容はシミュレーション画面でチェック可能です。


各応答には、「ログを見る」のリンクも表示されます。ここから会話のログ画面で詳細な分析を行うことも可能です。


ぜひこの機能を利用し、効率的なAIの動作検証を行なってください。