このチャプターのゴール

Discord上でmiiboで作成したエージェントと会話ができる

Discordとの連携方法

miiboで作成したエージェントを外部サービスから利用することが可能です。この機能を利用することで、コーディングをすることなくDiscordで動作するAI Botを短時間で作成することが可能です。尚、外部サービス連携は、エージェントが公開されている必要があります。

※ 一般公開・限定公開を問わず、公開がされていればDiscordとの連携が可能です。
※ このチャプターでは、一部コマンド実行が含まれます

準備するもの

Discordのアカウント (Botが作成できるアカウントであること)

1. Discord Developer Portalでアプリを作成する

Discord Developer Portalへ移動します。
https://discord.com/developers/applications

アプリの追加

画面右上のNew Applicationからアプリを追加します。Bot１つにつき１アプリが必要です。

アプリ名を入力し作成しましょう。

作成後、アプリの画面に遷移します。ここで必要な情報を控えておいてください

APPLICATION ID
PUBLIC KEY

サイドバーのBotに遷移し、TOKENをResetし再生成された内容も控えておいてください

2. miiboへの登録

上記の作業が完了したら、いよいよmiibo上に登録をしていきます。
miiboの「外部サービス連携」の画面から「Discord連携」のページへ移動します。

先ほど取得した情報を順番に入力していきましょう。

Bot Token
Public Key

上記を入力し終えたら、「Discordと連携する」をクリックしてください。

コールバックURLの設定

連携が完了すると、画面に「Webhook URL」が表示されます。

このURLをDiscord Developer PortalのGeneral Informationにある「INTERACTIONS ENDPOINT URL」に設定します。

3. アプリをDiscordサーバにインストールする

InstallationにあるInstall Linkにアクセスします。

どのサーバに追加するを選択し、認証を押します

スラッシュコマンドの作成

アプリケーションを呼び出すために、スラッシュコマンドを作成します。
この作業は、下記のようなアプリケーションから実行してください

Windowsの場合
コマンドプロンプト、PowerShellなど
Macの場合
ターミナルなど

実行内容は下記になります。適宜書き換えを行なってください。

# /bin/bash
APPLICATION_ID=<控えておいたAPPLICATION ID>
BOT_TOKEN=<控えておいたTOKEN>

curl -X POST \
-H 'Content-Type: application/json' \
-H "Authorization: Bot $BOT_TOKEN" \
-d '{"name":"miibo","description":"miiboと会話する.","options":[{"name":"message","description":"message","type":3,"required":true}]}' \
"https://discord.com/api/v8/applications/$APPLICATION_ID/commands"

設定項目は下記のようになっています。名称を変更したいなどあれば、該当する部分を置き換えてください。

key	説明
name	スラッシュコマンドの名称
description	スラッシュコマンドの説明
options	ユーザ入力について
options.name	ユーザ入力フォームの名称
options.description	ユーザ入力フォームの説明
options.type	3: 文字列
options.required	この項目が必須か否か

4. 会話を確認する

Discordのインストールしたサーバに移動し、任意の部屋で、"/"を入力すると"/miibo<スラッシュコマンドの名称>"が表示されます

スラッシュコマンドを選択しメッセージを入力し、送信します

送信すると、Botが回答を考え、内容がまとまったら返答を行います

無事Botと対話ができました！

ぜひ、Discordでもmiiboを繋いでみてください！